農水省は7日、都内で食料・農業・農村政策審議会平成28年度第1回畜産部会を開催した。
冒頭、農水省の大野高志畜産部長は4月の熊本地震、先般の青森、新潟の鳥インフルエンザなど畜産の災害の多い年だったとことしを振り返り、畜産物価格の議論にあたって「畜産物価格は軒並み強い国産志向に支えられて、かなり好調な相場展開をしていると考えている。子牛の不足払い制度、マルキンなどの経営安定対策に加えて、畜産クラスターと体質強化対策を総合的に展開して、わが国の酪農・畜産の生産基盤の強化につなげていきたい」と述べ、来週末にも価格決定できるよう畜産部会委員の活発な議論を要請した。
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