農水省は25日に「食料安全保障に関する省内検討チーム」を立ち上げ、オンラインでその概要を説明した。設置の趣旨については「国民への食料の安定供給は、国家として最も基本的な責務の一つである。国内では少子高齢化が進む一方、世界人口の増加や新興国の経済発展、頻発する自然災害や地球温暖化など、わが国の食料安全保障をめぐる状況が変化している。こうした情勢の変化を踏まえ、食料・農業・農村基本法に基づき進めている食料安全保障施策について包括的な検証を行うとともに、将来にわたってわが国の食料安定供給を確かなものにするために必要となる施策を幅広く検討する」としている。検討チームは、武部新農林水産副大臣をチーム長として、大臣政務官や事務次官、審議官、官房長、各局長などで構成される。
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