一般(社)日本食肉加工協会、日本ハム・ソーセージ工業協同組合は26日の役員会において、「SDGs推進委員会」を設立した。近年の地球環境や経済・社会の持続可能性に関して世界的な危機意識、関心が高まる中、レジ袋の有料化をはじめとしたさまざまな取り組みが実施されている。このような中、食肉加工業界においても、SDGs対応に向けて各種取り組みを進めていくことを目的に設立された。
同委員会ではSDGs対応に向けた取り組みの一環として、「SDGs推進包装形態検討会」を設け、いわゆる「巾着袋」と呼ばれる「ソーセージにおける包装袋の包装形態の見直し」について推進していく。ソーセージといえば巾着袋として量販店などの重要な目玉商品として定着しているが、この巾着袋についても持続的な製造を進める観点から、業界をあげて包装形態の見直しに取り組むこととした。
これまでの経緯をみると、社会的にSDGsへの対応が求められる中で、昨年9月以降、包装形態について各社の意向を数回にわたりアンケート調査を行った。さらに10月以降、アンケート調査と同時に委員会に先行する形で「SDGs推進包装形態検討会」を設け、11月、12月と開催し、巾着袋について見直しする方向を確認した。
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