政府の第20回農林水産業・地域の活力創造本部が29日、首相官邸で開かれ、「さらなる農業の競争力強化のための改革の検討結果」および「農林水産業・地域の活力創造プラン改訂案」について議論された。
安倍首相は「本日、農業競争力強化プログラムを決定した。生産資材価格を国際水準まで引き下げ、農産物の流通・加工構造を、時代の変化を踏まえ、効率的なものにしていく。関係業界の再編が重要であり、国も再編に向けた取り組みを後押していく」と述べ、全農について「とくに、全農が生産資材の買い方や農産物の売り方を改革すれば、関係業界の再編も大きく動き出す。全農は新たな組織に生まれ変わるつもりで、数値目標を含め、しっかりとした年次計画を立て、抜本的な改革を断行していただきたい」と述べた。
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