群馬県前橋市で2日、家畜伝染病である豚熱の患畜が確認された。同県の農場での発生は昨年9月以来2度目。これを受け農水省は、「農林水産省豚熱・アフリカ豚熱貿易対策本部」を持ち回りで開催した。群馬県によると、飼養状況は2万4千頭(関連農場を含む)、そのうち殺処分が必要な頭数は約1万頭。
前橋市の農場から、飼養豚の死亡数増加の通報を受け、1日に病症鑑定を実施。同県の検査により豚熱の疑いが生じたため、農研機構動物衛生研究部門で精密検査を実施したところ、2日、豚熱の患畜であることが判明したもの。同県は、当該農場の飼養豚の殺処分および焼埋却の必要な防疫措置を迅速かつ的確に実施する。
目次