農水省は8日、香川県東かがわ市の採卵鶏農場でことし国内2例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜確定を公表。9日に行われた遺伝子解析の結果、高病原性インフルエンザ(H5N8亜型)の患畜であることが確認された。7日に同農場の家禽で死亡数の増加がみられていたことから、同農場が家畜保健衛生所に通報し検査を行ったという。
同農場の飼養羽数は約4.8万羽(採卵鶏)で関連農場はなく、半径3km圏内の農場は3戸(約16万羽)、半径10km圏内の農場は10戸(約51万羽)。今後、飼養家禽の殺処分および埋却、農場から半径3㎞以内の区域について移動制限区域の設定、半径3〜10㎞以内の区域について搬出制限区域の設定などを行う。
一方、農水省では5日に香川県三豊市でことし国内1例目となる高病性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されていたことから、6日に専門委員らを集め第72回家禽疾病小委員会を開催。疫学調査チームの現地調査概要などを共有した。
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