動画は「名誉賞落札」
JA全農兵庫主催の第98回兵庫県畜産共進会が30日、兵庫県淡路市の淡路家畜市場で開催された。出品牛のうち、名誉賞には種牛の部では美方群の上田伸也さんが、肉牛の部には養父市の太田克典さんが受賞。太田さんはなんと3連覇を果たした。同牛はその後の臨時せりで500万1千円の高値で淡路市の食肉卸・小売の(有)淡路ビーフ新谷が買い受けた。
同共進会は世界に名だたる神戸ビーフの基となる但馬牛の品質向上と改良を目的に明治42年から開催されている共進会。伝統と革新を続ける神戸ビーフの基盤として、全国的にも珍しい生体審査が行われる。まず各地で行われる審査によって選抜され今回、種牛の部雌43頭、肉牛の部63頭(雌16頭、去勢47頭)が出品された。生産者や卸売業者にとっての交流の場でもあり、早朝より多くの関係者が詰めかけ、場内は活況を呈した。表彰式ののち、肉牛臨時せりが開かれ、1頭平均税別200万7千円で購買された。なお、せり太夫は全農兵庫の渡代勝之氏が務めた。