財務省貿易統計による3月分の国産牛肉輸出量は25万3,036kg(前年同月比34.2%減)と、前年同月を大幅に下回った。前月比でも17.2%の減少。世界的な新型コロナウイルス拡大による消費減退が大きく影響したとみられる。輸出先国は合計28カ国・地域で、国別にみると香港が最も多く、合計5万8,129kg。次いで台湾、米国、カンボジアと続く。表記(食肉速報に掲載)以外のその他国はオランダ、ベルギー、英国など。3月分輸出額は16億3,224万円(38.7%減)となり、輸出単価は6451円。輸出内訳は冷蔵16万2495kg(8.9%減)で冷凍9万541kg(56.1%減)。金額ベースは冷蔵が前年比13.4%減、冷凍が60.7%減。
目次