江藤農相は24日の閣議後会見で令和12年度の肉用牛303万1千頭目標を受けて「303万頭に向かって、14万9千tしかない現在の国内の和牛の生産能力を大幅にアップして、いま、コロナでいったん停止にはなっているが、近く解禁されるであろう中国、アジアのマーケット。アメリカの6万5,005tのWTOの低関税枠に併せてEUへの輸出も含めて、大いに日本の和牛を世界に発信していきたいということであれば、生産の母体というものを大きくしていかなければならない。中国自体が年間の輸入量、牛肉の輸入量自体が100万tをはるかに超えているという輸入大国であり、われわれが10万tをたとえば出すとしたら、国内には4万t、5万tしかないことになり、決してこの303万頭という数字が過大な数字ではない」と述べた。
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