江藤農相は3日の閣議後会見で家畜改良増殖法の一部を改正する法律案、家畜遺伝資源にかかる不正競争の防止に関する法律案が閣議決定されたことを受けて「家畜改良増殖法の一部を改正する法律案については、家畜人工授精用精液の保存等に関する措置の強化、とくに適正な流通を確保する必要がある和牛の精液、受精卵について容器への表示、譲渡等の記録の義務付け、これらの措置を講ずるもの。次に家畜遺伝資源にかかる不正競争の防止に関する法律案については、家畜遺伝資源の不正取得などを不正競争として類型化し、当該不正取得等に対する差止請求等の民事上の救済措置および刑事罰の整備を行うものである。この2つの法律案により、家畜人工授精用精液などの適正な生産・流通・利用を確保し、家畜遺伝資源の知的財産としての価値を保護することにより、日本の宝である和牛をしっかりと守っていきたい」と述べた。
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