第8回食料・農業・農村政策審議会畜産部会が18日、省内で開かれ、新たな家畜改良増殖目標(第11次)の検討状況が報告された。
家畜改良増殖目標の検討に際して肉用牛については現状の環境と課題が(1)和牛の脂肪交雑の改良は一定レベルまで到達する一方、消費者ニーズの多様化が進展しており、食味に関連する脂肪酸組成など新たな価値観が求められている(2)生産基盤の強化や食肉需要への対応のため、分べん間隔短縮などの繁殖性、飼料の利用性、枝肉重量や枝肉歩留まりなど、さらなる向上に取り組む必要(3)和牛の遺伝的多様性を確保し、和牛遺伝資源の適正な流通管理により、国内で活用していくことが重要—の3点をあげている。
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