農林水産祭参加「令和元年度第4回東京食肉市場豚枝肉共励会」(主催=一般社団法人東京食肉市場協会、事務局=東京食肉市場(株)小動物事業部)が8月28〜30日にかけて東京食肉市場で開催され、北は岩手県、南は鹿児島まで42出荷団体・生産者から1千頭の豚枝肉が出品された。厳正なる審査の結果、栄えある名誉賞(農林水産大臣賞)には(有)ケイアイファウム玉山の出品豚(76.0kg)が輝き、30日のセリでは(株)ウスネフードがキロ単価1万2,036円で購買。また、最優秀賞の倉持ピッグファウム(株)出品豚(77.5kg)は単価5,526円で、同じく最優秀賞のあわ雪出荷会ヤマギシズム生活榛名実顕地出品豚(76.0kg)は単価3,002円で、ともに(有)広瀬商店が購買した(格付けはいずれも極上)
29日には生産者や購買者など約140人を招き、品川プリンスホテルで懇親会が行われた。東京食肉市場(株)の木村敬専務は日頃の出荷・購買への感謝の言葉に続き、豚コレラやアフリカ豚コレラ、さらに日米貿易交渉などに触れ、「国産豚肉が生き残るためには品質を高めて味のよい豚肉を生産していくことが重要になる。こういった共励会で切磋琢磨していただくことは非常に大きな意義がある」と述べた。来賓からは東京都中央卸売市場食肉市場の小川清泰場長、公益社団法人日本食肉格付協会の大野高志会長がそれぞれ祝辞。さらに野本照雄共励会副会長(東京食肉市場卸商協同組合理事長)の発生による乾杯、宴たけなわで廣瀬常年共励会副会長(東京食肉買参事業協同組合理事長)が翌日のセリが大成功となることを祈念し、三本締めを行った。また、セリ場では開始を前に東京食肉市場㈱の大塚勇常務が生産者、購買者に改めて感謝の言葉を述べた。
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