公益社団法人日本食肉市場卸売協会(杉本正会長)は21日、恒例の「経営トップセミナー」を東京・千代田区のホテルジュラクで開催。37回目となる今回のセミナーでは、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門疾病対策部病性鑑定グループ長の山田俊治氏が「豚コレラ(アフリカ豚コレラを含む)はどんな疾病か?」、国際獣疫事務局(OIE)アジア太平洋事務所地域代表の釘田博文氏が「世界での豚コレラ、アフリカ豚コレラの発生状況と国際基準」、さらに農水省消費・安全局の小倉弘明氏が「豚コレラの発生状況および対策について」と題し、それぞれの立場から国内外で発生が続く豚コレラ、アフリカ豚コレラに関する講演を行った。
セミナーに先だち、杉本会長は「先週17日にも岐阜県で発生するなど、豚コレラはこれまで1府6県で確認されている。大阪市食肉市場でもこうした事態を受けて9月に予定していた全日本豚枝肉コンクールを残念ながら中止することになった。今回は豚コレラ、アフリカ豚コレラをテーマに講演が行われる。本日のセミナーが今後の皆さまの仕事に役立つことを願っている」とあいさつした。各講演の概要は食肉速報に掲載。
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