自民党の畜産酪農対策小委員会(赤澤亮正委員長)が5日、党内で開かれ、党での畜産物価格および畜産関連政策の議論を開始した。今後、週末に北海道と本州の現地視察を行い、12日の小委で価格を決定する予定。
冒頭、農水省の富田育稔畜産部長が畜産をめぐる情勢、子牛補給金単価の算定方式の見直しを説明。子牛補給金単価の算定方式の見直しについては、現在の肉用子牛生産者補給金制度(1階事業)と肉用牛繁殖経営支援事業(2階事業について肉用子牛生産者補給金制度に一本化する。また先般の有識者による検討会で保証基準価格の算定には生産費を基礎とし、過去7年間を算定することとされた。議員からは都府県酪農を中心に意見が集中したが、養豚のチェックオフ制度や飼料用のコメについても言及された。
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