農水省は21日、都内で都道府県の家畜衛生の担当者を参集し「平成29年度高病原性鳥インフルエンザ防疫対策強化推進会議」を開き、渡り鳥の本格的な飛来時期を迎えるにあたり、同病対策に関する防疫体制を確認した。
鳥フルについては、昨年度、日本において9道県12例の発生が確認され、今年度においても、近隣諸国における発生状況などから日本へのウイルスの侵入リスクは高い状況となっている。上月良祐農林水産大臣政務官は「県境というのは防疫の問題に関して意味がないというぐらいの意識でいなければならない」と述べ、自身の役人時代を振り返り「いかに現実感をもって心の準備をしておくかが大変重要」と語った。
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