農水省は29日、都内で「全国GAP推進会議」を開催し、今後のGAP推進の方向について説明した。山本農相は「GAPの取り組みを拡大するためには、各地域で活動する指導員も増やしていかなければならない。そのためには、都道府県およびJAの皆さんに率先して実際に行動していただくことが何より重要である。GAP認証取得には費用負担が生じるが、JAの生産部会などを通じた団体認証の取得を促していただきたい」と語った。農水省の枝元真徹生産局長は与党PTでのGAPの議論を振り返り、東京オリパラのためにGAPを取るのではないことを強調し、東京大会への対応を契機に農業者に適正な工程管理についての意識を高めることを指摘した。
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