食肉産業展の特別イベント「銘柄食肉好感度コンテスト」のうち、銘柄ポーク好感度コンテストの最優秀賞に輝いた(有)藏尾ポークの「蔵尾ポークプレミアム」(生産地・滋賀県)は、餌は自社グループ会社で食品リサイクル飼料を製造、小麦主体の良質な原料を選んで製造している。
その飼料を主体に独自の配合をし、240日の長期肥育。牛肉にひけをとらない見事なサシと甘味が特長で、上品な味、脂、赤身となっている。受賞後、同社の藏尾誠農場長は「貴重な賞をいただき、恐縮している。これからもおいしい豚肉をつくっていきたい」と述べた。
また、地鶏・銘柄鶏好感度コンテストの最優秀賞を受賞した丸トポートリー食品(株)の「錦爽どり」(千葉県ほか)は、餌は天然広葉樹から得た「木酢液」を添加した専用設計飼料を給与している。
効率よりも味、食感、形、鮮度を優先して職人による手作業で処理するため、加工時に余分な水を使用しない。そのためドリップも少なく、うまみの流出も抑えられ、張り、弾力があり、ジューシーで締まりがあるのが特長となっている。
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