一般(社)ORA(大阪外食産業協会)は3日、大阪市此花区夢洲地区の関西万博会場で、ORAが出展する外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」の完成を祝した記念セレモニーを開催。
椋本充士食博覧会実行委員会会長((株)グルメ杵屋代表取締役社長)、中井貫二ORA会長(千房ホールディングス(株)代表)をはじめ、(株)ワン・ダイニングの高橋淳社長、伊藤ハム米久ホールディングスの牛丸友幸常務執行役員、(株)GANKOの小嶋達則社長ら、ORA役員、出展企業関係者ら多数が出席。華やかな雰囲気の中、食博覧会のマスコットキャラクター「フッピー」の紹介や、テープカットなどが行われた。
冒頭、食博実行委員会の椋本会長は出席者に謝辞を述べた後、「本来であれば2021年に第10回の食博覧会が開催される予定であったが、残念ながらコロナということで延期を余儀なくされた。その際、ORAの中で、“2025年大阪万博が開催されるから、その中で食博覧会を開催できないか”と議論したことを昨日のように思い起こすことができる。今日、出席いただいている方々と議論を重ねる中で、少しずつ気運の醸成を行っていった。もちろん、大変な事業であることは当初から想定されており、今日まで関係者の方々には、血のにじむようなといったら大げさかもしれないが、本当に今まで経験したことのなかった、大変な努力をしていただいたことを心より感謝したい」と改めて深く感謝を表明。
また、「これまで、なかなか万博に対するポジティブな情報が出てこなかった。しかし、今日この会場に入り、周囲のパビリオンを見渡しても、工事は着実に進んでいると実感した。開催まで残り1カ月あまり。開幕の4月13日には日本のみならず世界各国から多くの方々が訪れることは間違いないと思う。前回、1970年の大阪万博が、外食産業というものが世界に羽ばたいていく、きっかけとなった。今回の大阪関西万博も業界のさらなる飛躍につながることは間違いないと思う。184日という長期開催は、協会としても初めての試みだが、挑戦し続けることが大切。この万博を起点として世界平和につながり、そして世界に向けて日本の存在感を高めることになればと思っている」とあいさつ。
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