第32回「仙台牛の集い」、多数の関係者が参加し銘柄拡大の機運高める

 仙台牛銘柄推進協議会(村井嘉浩会長=宮城県知事)はこのほど、仙台市の江陽グランドホテルで第32回「仙台牛の集い」を開催。会場には生産者をはじめ、宮城県、仙台市の行政関係者、仙台牛指定小売店、提供店、各種消費者団体代表者、食肉流通業者、食肉市場、メディアら多くの関係者が参加した。
 初めに宮城県の小林徳光副知事(右写真右)が村井会長のあいさつを代読。村井会長は「近年の和牛を取り巻く環境は、人口減少を背景とした需要の減少に加え、畜産農家の減少や高齢化、配合飼料や生産資材の高騰などにより、大変厳しい状況が続いている。このような中、昨年10月に開催された東京食肉市場まつりでは、20年ぶりに仙台牛が推進銘柄となった。イベント開催期間中、来場者数は2万人を超え、2日間で9千万円に迫る食肉の売り上げがあり、本協議会としても例年以上に仙台牛の消費拡大、品質の向上を図ることができたと考えている。今後もこうしたPRの機会を有効に活用しつつ、SNSでの情報発信なども通じ、仙台牛の一層の評価向上と消費拡大に取り組んでいく」とした。
 続いて表彰式となり、仙台牛・仙台黒毛和牛の販売拡大と銘柄確立に多大な貢献をした指定店として、(株)こばやしと(株)利休が表彰された。こばやしは、全国的に有名な「牛たん弁当」をはじめ、さまざまな駅弁を仙台駅構内などで販売。仙台牛を使用した弁当も4種類とりそろえており、昨年は4種類合計で22万個を超える売上個数を記録した。一方、利休は「牛たん炭焼 利休」をはじめ、多様な業態の店舗を展開。食材は宮城県産のものを中心に使用し、仙台牛はインバウンド向け商材として近年特に注目されており、仙台牛の提供店舗は県内で57店舗に拡大している。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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