農水省動物検疫所は7日、一般(社)日本養豚協会(JPPA)、植物防疫所、東京都家畜保健衛生所と合同で、羽田空港国際線で検疫広報キャンペーンを実施した。羽田空港第3ターミナルの到着ロビーと出発ロビーで、チラシ入りの広報用ティッシュの配布や声かけを行うことで渡航者・入国者に注意を呼びかけ、検疫のさらなる周知を徹底。昨年にも行われたキャンペーンだが、当時は入国制限が撤廃されたあととはいえ人流が現在ほどは回復しておらず、入国者数がまだ少なかった。ことしは注意喚起がより多くの人に伝わることが見込まれる。
また、春節の2月10日から8連休となる中国または中国語圏の国ぐにで、人・物の動きが活発になることが予想される。ASFをはじめとする疾病の侵入リスク低減のためにも、畜産物などの違法な持ち込みを防止する重要性が高まるタイミングとなっていた。
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