「東京食肉市場まつり2023」が14〜15日、東京都中央卸売市場食肉市場で開催された。一般(社)東京食肉市場協会と東京都とが共催し、国産食肉の消費拡大、市場の認知と役割の理解促進、ブランド牛のイメージ確立を目的に市場を年に1度だけ開放している。42回目となる今回は、2日間合計で1万6819人が来場し、初日には開場前から来場者が長蛇の列となり、開場が早まるなど盛況となった。場内では、今回の推奨銘柄「宮崎牛」をはじめとした食肉・食肉加工品が特別価格で販売され、また宮崎牛のしゃぶしゃぶ、モツ煮込みの無料試食や宮崎県物産販売コーナーもあり、特売品や試食に行列ができた。
初日は、大井権現太鼓の勇壮な演奏でオープニングセレモニーが始まり、主催者を代表し東京食肉市場まつり実行委員会の小川一夫会長、舩木克彦副会長、野本照雄副会長、廣瀬常年副会長が登壇し、小川会長(東京食肉市場協会会長、東京食肉市場(株)社長)が「今回は宮崎牛を推奨銘柄牛として開催する。宮崎牛の試食、販売などを行っており、大いに食肉市場まつりを楽しんでほしい」とあいさつ。来賓として宮崎県の河野俊嗣知事は「宮崎牛が推奨銘柄牛となるのは18年以来、2回目であり大変うれしい。宮崎牛は全国和牛能力共進会で、4大会連続で内閣総理大臣賞を受賞している。このような銘柄牛はほかにはない。『おいしさ日本一の宮崎牛』をスローガンにPRを進めている。宮崎牛はアカデミー賞アフターパーティーの食材に連続で採用されたほか、先日のG7宮崎農業大臣会合で提供され、参加者からも高い評価を得ている」と述べた。
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