広島食肉市場出荷者組合(馬上幸治理事長)は11日、広島市中央卸売市場食肉市場で「〜WASSYOI!!Hiroshima Gyu7〜」を開催。広島食肉市場(株)では広島市で5月にG7サミットが開催されることに伴い、広島県産和牛の認知度向上や消費拡大を目的に、出荷者や買参者ら市場関係者と協力し「広島Gyu7(ぎゅうせぶん)プロジェクト」を立ち上げた。サミット開催前後にはいくつかのイベントが計画されており、今回はその第1弾として開催されたもの。
イベントにはプリンスホテル広島や市内外食店から現場で食材を取りあつかう人やメディア関係者ら45人が参加。冒頭、出荷者組合の馬上理事長が出席者に謝辞を述べるとともに「このプロジェクトはG7広島サミット応援企画として広島市中央卸売市場食肉市場の関連団体が連携して新たに立ち上げた。地元で開催されるG7広島サミット2023を契機に、広島を訪れる国内外の観光客や県民の皆さんに、地元で育てられたおいしい広島牛を味わってもらい、県内の外食店などにおける広島牛の消費拡大につなげる環境づくりを目ざす」とあいさつ。
続いて県内で生産されるブランド和牛「広島牛」「比婆牛」「神石牛」「元就」について担当者がそれぞれ説明を行った。広島では比婆牛や神石牛、元就といったブランドはあるものの、それらを総称して広島牛として販売することができ、どのブランド名を冠するかは流通段階で流通企業が選ぶことができる。ストーリー性や安定供給を勘案した上で各社がブランド名を採用する仕組みとなっており、県では流通企業とユーザーのマッチング支援なども行っている。
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