IHミートパッカーが「牛の処理・カット場」新設、24年3月稼働予定

 伊藤ハム米久ホールディングスは2月28日、子会社であるIHミートパッカー(株)(青森県十和田市、乘池秀隆社長)が十和田市に「牛の処理・カット場」を新設し、2024年3月に稼働を予定していることを発表した。
 同社グループの食肉事業の中核を担うIHミートパッカーは、1995年4月に伊藤ハムの100%出資子会社として設立。現在は、食品安全の第三者認証であるISO22000と環境マネジメントシステムの国際認証規格であるISO14001を取得した全国4カ所の工場で牛・豚の処理・カットおよび食肉加工を行っている。
 今回、新たに十和田ミートプラント隣接地に「牛の処理・カット場」を新設することで、現在稼働している施設を豚の処理・カット施設に特化させ、牛・豚ともに処理頭数の増加を計画している。東北エリアに大規模な牛・豚の処理・カット場を拡充することで、国内の安定した食肉供給を担うだけではなく、伊藤ハム米久ホールディングスの輸出専用オリジナルブランド和牛である「ITO WAGYU」のさらなる販売拡大を目的に、米国や欧州をはじめとする各国への輸出認定処理施設としての稼働も目ざす。
 新設する「牛の処理・カット場」は、温室効果ガスの削減に配慮し、融雪用の熱源ヒートポンプシステムの導入やボイラー燃料の仕様変更によってCO2削減を目ざし、環境負荷の低減を図る。また、地域の継続雇用の創出にも寄与していく。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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