全国食肉事業協同組合連合会(河原光雄会長)は3日、東京都豊島区の学校法人後藤学園武蔵野調理師専門学校で「令和4年度食肉惣菜創作発表会ミートデリカコンテスト全国大会」を開催した。食肉販売店での新たな食肉総菜の開発推進を図るもので、農水省畜産局、独立行政法人農畜産業振興機構が後援となっている。なお、コロナ下のため、過去2年は書類選考したレシピを本人に代わって調理学校で再現しており、応募者はオンラインでの参加となっていた。今回は出場者自らが腕を振るう3年ぶりのリアル開催だった。
冒頭、全肉連の木村元治専務理事が「入賞レシピがそのまま食肉店に置かれることも期待するが、それ以上に国産食肉を使った総菜のアイデア発掘、盛り付けや味付け、各地の食材の組み合わせなど、皆さまの工夫をヒントに各店舗で自由にアレンジを加え、オリジナルの総菜をつくり上げることが肝要。消費者参加型の催しを通じ、人手不足や原料高騰と厳しい実情にある食肉店が活性化することと、街の人びとに愛される店舗づくり、個性的で活力のある店舗展開につながることを願う」とあいさつした。
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