竹岸食肉専門学校は10月15日、第118期生の入学式を挙行し、同日から授業ならびに学園生活を再開する。同校では昨年7月、平野正憲前校長が急逝。校長不在の中、コロナ禍の影響により集団生活による感染リスクへの懸念などから、昨年10月とことし4月はやむなく生徒募集を中断していた。
このほど、同校卒業生である水野正徳氏(写真)が校長に就任。また、コロナ対策を強化し、リモート授業にも対応すべくPCを貸与する。さらに寮生活は1人1部屋にするなどの対策を行い、感染拡大防止に向けて万全を期している。来年4月入学の本科(1年コース)、別科(半年コース)の募集も間もなく開始する予定だ。水野校長は「当校は1964年、プリマハムの創業者である竹岸政則氏がわが国初の食肉技術学校として設立し、以来6千人を超す卒業生を輩出しており、各業界で活躍している。その伝統ある学校を『変えなければならないこと』『変えてはいけないこと』を正しく判断しながら、業界が必要とする新しい経営技術者の育成にまい進する」と決意を語った。
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