日本ハム・ソーセージ工業協同組合はこのほど、令和3年11月の食肉加工品生産量を発表した。それによると、全体の生産量は4万9,557t(前年同月比5.5%増)と大きく伸びた。10月に緊急事態宣言が解除され、飲食業界にも活気が戻ってきたことから業務用需要の伸びが大きかったものと推測される。10月は家庭消費が伸びても生産量は減少傾向にあった。それが11月に急増に転じたのはやはり、業務用需要が伸びたと考えるのが妥当だろう。
ハム類はロースハムが7,026t(3.3%増)と好調だったのをはじめ、ボンレスハムは815t(7.7%増)、ショルダーハムは306t(12.4%増)と大きく伸び、全体では1万233t(0.9%増)となった。
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