農水省は24日、閣議決定した令和4年度農林水産予算の概要を発表した。それによると、当初予算決定額は2兆2,777億円(前年度比0.3%減)となり、内訳は公共事業費が6,981億円(前年並み)、非公共事業費が1兆5,796億円(0.5%減)。このうち畜産にかかわる主な予算額は、次のとおり。
【持続的生産強化対策事業=173億8,700万円(3年度当初予算168億6,800万円)】産地の持続的な生産力強化に向けて、農業者、農業法人、民間団体などが行う生産性向上や販売力強化等に向けた取り組みを支援するとともに、地方公共団体が主導する産地全体の発展を図る取り組みを関係事業における優先採択と併せて総合的に支援。【畜産生産力.生産体制強化対策事業=8億5,300万円(8億8,700万円)】家畜の増頭と併せ、肉用牛.乳用牛.豚.鶏の改良や飼料作物の優良品種の利用を推進するとともに、肉用牛の繁殖肥育一貫経営や地域内一貫生産、和牛の信頼確保のための遺伝子型の検査、国産飼料の一層の増産.利用のための体制整備により、畜産物の生産力および生産体制の強化を図る。【畜産経営体生産性向上対策=10億600万円(13億円)】酪農.肉用牛経営の労働負担軽減.省力化に資するロボット・AI.IoTなどの先端技術の導入や、高度かつ総合的な畜産経営の改善に向けたアドバイスを提供するためのビッグデータ構築等を支援(続きは食肉速報に掲載)
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