プリマハムは20日、来年2月1日から一部商品の規格変更ならびに価格改定を実施すると発表した。対象商品はハム・ソーセージ、加工食品合計200品であり、内訳は家庭用ハム・ソーセージ74品、家庭用加工食品90品、業務用商品36品。価格改定率は5〜12%としている。
現在、ハム・ソーセージや加工食品の主原料はじめ小麦粉・食用油・包装資材など副資材価格も高騰しており、今後も継続する見込みとなっている。また、エネルギーコストも大幅に増加、物流費や労務費などの経費も上昇している。このような環境のもと、同社では製造工程や物流の効率化など、あらゆる努力を重ねてきたが、予測を超えた仕入コストおよびユーティリティーコストの上昇で、企業努力によるコスト吸収の限界を超えた状況となっている。すでに一部先行して価格改定を実施した商品もあるが、今回ハム・ソーセージと加工食品の家庭用商品および業務用商品の価格を改定。
同社では経営効率化によるコストダウンに取り組み、引き続き顧客に高品質で安全・安心な商品を提供するとともに、食品ロスや環境に配慮した商品を届けるため、納品価格の改定と一部商品の規格変更を実施する。
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