令和3年度三田牛品評会が6日、(株)勢戸の肉牛生産牧場内で開催された。黒毛和種14頭が出品され、このうち勢戸章示さん出品の雌牛を最優秀賞に選出。同牛はその後に行われたせりで、グループの(株)勢戸・肉のマルセが1頭あたり400万円でせり落とした。
同品評会は例年、一般消費者向けの農業祭「さんだ農業まつり」の一環として行われている。生産者と消費者が触れ合う貴重な機会だが、コロナの影響で昨年は開催中止になった。昨年の品評会は枝肉でのせりとなり、今回も開催が危ぶまれたが、勢戸の牧場を利用し開催にこぎ着けた。最優秀牛について勢戸さんは「最優秀牛と、入賞した優秀牛を同じますで飼っていた。とくに良く食べたわけではないが、一度も食べ止まりがなくスムーズに育った。幅があり、三田ではこうした牛を『むき膨れ』しているという。こうして開催できて良かった」と話した。
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