農水省は6日、滋賀県近江八幡市の養豚農場で豚熱の患畜が確認されたことを受け「農水省豚熱.アフリカ豚熱防疫対策本部」を開催し、今後の防疫方針について議論した。
5日、農場から家畜保健衛生所に対し、飼養豚の削痩(さくそう)、複数頭の死亡、元気消失など、豚熱を疑う症状がみられるとの通報があった。同日家畜保健衛生所が現地調査を行うとともに、遺伝子検査を行ったところ、豚熱陽性となったため、特定家畜伝染病防疫指針に基づき、6日、動物検疫所で精密検査を実施したところ、豚熱の患畜と判定した。これを受け、滋賀県は、同養豚場の豚約1400頭を殺処分する方針を決めた。国内では72例目の豚熱発生となった。
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