2018年9月9日、岐阜県で国内での豚熱が26年ぶりに発生してから、約3年となる。野上浩太郎農水大臣は7日の閣議後会見で「ワクチン接種農場において、豚熱発生がいまだに続いている状況を遺憾に思う。この状況を踏まえ農水省は、農場の飼養衛生管理の徹底を促すとともに、野生猪のサーベイランスや経口ワクチンの散布など、野生猪対策強化を図っている」とした。さらに「家畜伝染病対策の強化方針に基づき、畜舎ごとに担当の飼養衛生管理者を選任することの義務付け、事前の埋却地等の確保、家畜の伝染性疾病の発生に備えた対応計画の事前策定などを内容とする、飼養衛生管理基準等の改正を行う。新たな飼養衛生管理基準等は、10月1日から順次施行していく予定で、都道府県や生産者は、この家畜伝染病対策をしっかりと実行に移し、さらに、決してワクチンを過信せず、飼養衛生管理の徹底、飼養豚の異状を確認した際の早期通報の徹底に取り組んでほしい」と述べた。
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