農畜産業振興機構はこのほど、7月から12月までの牛と畜頭数の見込みについて公表した。それによると、合計では前年同期並み、交雑牛は増えるが和牛と乳牛は減少すると見込んでいる。
品種別にみると、和牛は繁殖雌牛が増頭しており生産基盤回復の動きは継続しているが、0.6%減の見込みとなった。交雑種については、酪農家における乳用牛への黒毛和種交配率の上昇により、3・7%増を見込む。乳用種は雌牛の頭数が回復傾向にあるものの、乳用牛への黒毛和種交配率の上昇や、性判別精液の活用などによる乳用後継牛を確保する動きにより、肉用の乳牛去勢の減少が続くと見込まれることから、1・9%減と予測されている。
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