野上浩太郎農水大臣は9日、閣議後会見で令和3年7月からの大雨による、農林水産関連の被害状況について「現時点で静岡県をはじめとした、19都道府県から報告があり、被害額は約9億円となっている」と説明し「農業関係では、農畜産物の被害、農業ため池の損傷などが報告されている。農水省としては、引き続き現地との連絡を密に、被害状況を速やかに把握し、農林水産業への影響を最小限にするよう対応していく」とした。また、梅雨前線の活動が活発な状態により、今後も大雨となる恐れがあることから「当省ではMAFFアプリやSNSなどを活用し、農林漁業者への被害を最小限に抑えるための予防減災情報や土砂災害、低い土地への浸水、河川の増水、はんらんの情報を発信している。引き続き気象情報を注視しつつ、適宜適切な情報提供に努めていきたい」と述べた。
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