日本ハム北海道ファクトリーが新工場竣工式を執り行う

 ニッポンハムグループの日本ハム北海道ファクトリー(北海道旭川市)は25日、新工場(写真)の竣工式を行った。ニッポンハムグループは、3月22日に「Vision2030」を発表。グループと北海道のかかわりは深く、北海道日本ハムファイターズなどの球団関係以外でも、主要工場(加工、3拠点、食肉4拠点)物流拠点、複数の営業拠点があり、北海道経済に大きく寄与している。2023年のボールパークの開業に向けて、本業とのシナジーを創出するとともに、地域の発展に貢献することを目的に、21年4月から北海道プロジェクトを始動した。
 日本ハム北海道ファクトリー(株)は1961年に徳島ハム(株)旭川工場として設立以来、約60年間、安全・安心をモットーに商品を提供し続けてきた。このほどニッポンハムグループの新しい拠点として生まれ変わり、工場見学などによる地域貢献をはじめ、安全・安心な商品の提供をさらに加速させていく。
 新工場は、総工費約63億円をかけ、旭川市の動物園通り産業団地に建設した。原料や製品の冷却に欠かせない冷凍機設備などに地球温暖化係数の低い冷媒を選定し、効率化ボイラーを採用する等、環境に配慮した設備を導入。生産設備ではスライスラインの高速化、ソーセージラインの自動化を進めてきた。また見学通路は、2階から各製造工程を見下ろすことができ、ハム・ソーセージについて学ぶことができる。工場敷地は外周フェンスのない開放的な空間をつくりだした。地域住民をはじめ、消費者に安心してもらえる製造工場を目ざす。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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