農水省が「農業DX構想」、流通や食品産業現場含めPJ提示

 農水省は、農業・食関連産業の関係者が農業DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める際の羅針盤として、また取組全体をふかんする見取り図として活用してもらえるよう「農業DX構想」を取りまとめ、25日、発表した。有識者による「農業DX構想検討会」を設置し、これまで6回にわたり、農業・食関連産業におけるデジタル技術活用の現状や、コロナ禍の下における社会の変化を踏まえつつ、農業DXの意義・目的、基本的方向、取り組むべきプロジェクトなどについて議論を進めた結果をまとめたもの。
 この中で、農業DXの実現に向け(1)農業・食関連産業の「現場」系プロジェクト(2)農水省の「行政実務」系プロジェクト(3)現場と農水省をつなぐ「基盤」の整備に向けたプロジェクト—に分類し、数多くのプロジェクト(取組課題)を提示。流通では、「消費者ニーズを起点としたデータバリューチェーン構築プロジェクト」「現場でのペーパーレス化推進プロジェクト」「農産物流通効率化プロジェクト」「デジタル技術の活用を含めた不測時における食料安定供給プロジェクト」「新規取引先マッチングプロジェクト」など。食品産業では「スマート食品製造推進プロジェクト」「農業DX投資促進プロジェクト」「フードテックプロジェクト」が盛り込まれている。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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