「第45回食肉産業展2021」が3月9日(火)から12日(金)までの4日間、幕張メッセ(千葉県)を会場に41社178小間の出展規模で、所管官庁、千葉県、幕張メッセの規定に準じて、適切な感染症対策を講じて開催される。 開催時間は午前10時から午後5時まで(最終日は午後4時30分まで)。食肉業界の8団体と事務局・㈱食肉通信社で構成する食肉産業展実行委員会(関川和孝実行委員長)の主催。展示ホール4〜8ホールに食肉加工機械、業務用食品、食材、機器、容器が集う。さらに「FOODEX JAPAN」と同時開催することで世界の食品、飲料がそろう総合見本市となる。会期4日間はフードサービス、流通、商社などバイヤーを中心とした来場客を見込む。食肉情報セミナーも8テーマにわたり開催される。受講予約を受け付けているので申し込みを急いでほしい。
食肉産業展は、食肉にこだわり続ける生産・加工・流通・小売・食の関係者がそれぞれの分野で磨き上げた究極の技術、商品を披露し、情報発信することで食肉産業の総合的な進歩・発展を図り、日本の食肉産業の振興および国民の食生活の向上に寄与してきた。近年、食の多様化、核家族化に伴う少量多品種化、外食・中食の拡大に対応し、素材から半加工品、完成品への要求は依然として高く、安全・安心・おいしさにも強いこだわりが求められる。一方、こうした需要に対応する供給側では原材料費の高騰、人材難などの課題を抱え、いかにして生産性を向上させるかが最大のテーマとなっている。
「肉と技 世界へ」を開催テーマに掲げ、原料・素材・製品と機械資材が一堂に会し、生産・加工・流通・小売に至るまでの食肉にかかわるすべての技術・製品・情報を総合的に発信する。今回から「FOODEX JAPAN」と同時開催することで、国内最大級の食肉加工機械・業務用食品・食材・機器、容器、世界の食品、飲料がそろう総合見本市となっている。オードブル、メインディッシュから飲料に至る「食」の情報をフルコースで提案することにより、食のプロが来場し、市場開拓、ニュービジネスの創造、関係業界の活性化などで大きな相乗効果を生み出している。
出展内容をみると、人材不足が厳しさを増している現状を受け、歩留まり向上を図ってロス削減を実現する新機種も多い。また、コンタミ問題などを解決する衛生面の改良や安全性向上の取り組みなど、幅広い分野で各段の進化をみせている。なお、開会式典および人気イベントとして定着した「銘柄食肉好感度コンテスト」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から次回に延期される。開催概要は「食肉産業展」のホームページでも知ることができる。URL:https://www.shokuniku-sangyoten.jp/
食肉産業展の主催は食肉産業展実行委員会。構成団体は日本食肉生産技術開発センター、日本食肉消費総合センター、日本食肉協議会、畜産環境整備機構、全国食肉事業協同組合連合会、日本食肉加工協会、日本ハム・ソーセージ工業協同組合、日本食肉流通センター、食肉通信社(運営事務局)
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