仙台牛銘柄推進協議会(村井嘉浩会長=宮城県知事)は27日、仙台市の江陽グランドホテルで第28回「仙台牛の集い」を開催。会場では新型コロナウイルスの感染対策に万全を期しながら、村井会長をはじめ、宮城県議会議員、県農政部、食肉市場関係者、関係団体などから約50人が参加した。今回はコロナ対策のために恒例の「仙台牛特別賞味会」は行わず、規模を縮小して表彰式のみが行われた。
村井会長は「コロナにより、日常生活や経済活動への影響が続いている。とりわけ肉用牛の生産、流通、販売も枝肉相場の急落や飲食店の需要減少などで厳しい状況にある。枝肉相場は回復しつつあるが、牛肉消費を含めて先行きは不透明だ」とした上で、「当協議会も各種イベントの縮小や中止を余儀なくされたが、広報活動においては例年以上のPRを精力的に進めてきた。消費者向けキャンペーンの開催やメディアを通じて発信を行い、コロナ禍の中においても広く仙台牛の認知度向上を図ることができた。今後も仙台牛の一層の評価向上と早期の消費拡大に努める」とあいさつした。
続いて表彰式となり、生産優良農家(10年継続)として、高橋猛氏(古川農協)、加藤昌隆氏(新みやぎ農協)、㈲高橋畜産、日下正之氏、佐藤昭彦氏、高橋あや子氏、千葉正太朗氏、渡辺恵一氏(以上、みやぎ登米農協)がそれぞれ表彰され、壇上で村井会長から賞状が手渡された。
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