農水省が豚熱ワクチン接種農場での予防対策、専門家の提言受け

 農水省は15日、第71回牛豚等疾病小委員会および第14回豚熱疾病疫学調査チーム検討会を合同開催した。会合では、昨年12月に山形県と三重県で確認された豚熱(CSF)の発生事例について、現時点で判明している事実関係を基に、農場へのウイルス侵入要因などを検討。さらに、豚熱のワクチン接種推奨地域である山形県と三重県の農場で発生が確認されたことなどを受け、新たに「豚熱ワクチン接種農場における豚熱の患畜確認に伴う今後の発生予防対策(提言)」を取りまとめた。提言では、ワクチンを適切に使用しても十分に免疫を獲得できない豚が一定数存在することは避けられず、こうした感受性のある豚が豚熱ウイルスに感染することを完全に防ぐことはできないため、ウイルスの農場への侵入防止措置を一層徹底する必要性を指摘し、次の7項目を提示。農水省は今後、各都道府県や関係団体に通知する。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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