農畜産業振興機構は24日、12月と来年1月の牛・豚・鶏肉需給予測を発表した。
それによると、牛肉の生産量は12月が3万1,900t(前年同期比4.9%増)、来年1月が2万4,800t(4.0%減)と予測している。
品種別出荷頭数をみると、12月は和牛が9.6%増、交雑種は1.2%増、乳用種は5.3%減。1月は和牛が3.8%減、交雑種が2.4%減、乳用種が7.3%減と減少予測となっている。輸入数量は、12月が4万8,200t(9.3%減)、1月が4万4,700t(5.7%減)と引き続き減少。内訳をみても、12月は冷蔵品が1.8%増、冷凍品が16.7%減で、1月は冷蔵品が4.2%減、冷凍品が6.7%減との予測。冷蔵および冷凍品輸入量は、豪州産の干ばつ後の牛群再構築による生産量減少に伴う現地価格の高騰や、北米からの入船遅れ、前年度の日米貿易協定の発効による関税の引き下げを見越した通関繰越の反動などが影響している。出回り量については、12月が3.6%減、1月が8.2%増としており、期末在庫は12月が3.3%増、1月が4.0%減とみている。
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