衆院本会議が8日に開かれたが、TPP承認案については採決を行うことは見送られた。4日の衆院特別委員会でTPP承認案などは野党が抗議する中で可決されたものの、山本農相の辞任を求める野党に配慮し採決を断念した。山本農相は8日の閣議後会見で、自身の発言により国会に影響が出ていることについて「4日金曜日、TPP特別委員会の場において、ご迷惑をおかけした。心からおわび申し上げた。また謹んで発言を撤回させていただいた。国会審議については身を引き締め、緊張感をもって努めてまいりたい」と述べた。辞任については「農林水産大臣として職責を全うする。精神誠意、努力を重ねてまいりたい」と否定した。
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