農水省は5日、香川県三豊市の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が判明したことを公表した。4日に同養鶏場で約2千羽の鶏が死亡したことを受け、香川県家畜保健衛生所が簡易検査を実施したところ鳥インフルエンザ陽性が判明。そのあと、PCR検査と国による確認の結果、疑似患畜と確定したという。
同養鶏場の飼養規模は約33万羽であり、周辺農場は3km圏内に26戸(189万羽)、3〜10km圏内に89戸(273万羽)がある。同農場では飼養家禽の殺処分および埋却を行い、農場から半径3km以内の区域について移動制限区域の設定、また半径3〜10km以内の区域については搬出制限区域の設定など必要な防疫措置を迅速かつ的確に実施する。
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