日本ハム・ソーセージ工業協同組合はこのほど、令和2年8月分の食肉加工品生産量を発表した。それによると、全体の生産量は4万4,362t(前年同月比4.0%減)と、大きく落ち込んだ。8月の家計調査をみると、食肉加工品の購入量はハム、ベーコン、ソーセージ計で857g(5.3%増)と、依然好調さを維持。2カ月連続の減少となったのは、業務用需要が依然低調だったことに加え、ハムギフトが不振だったものと推測される。
ハム類の生産量は9,488t(3.8%減)と前年を割り、平成13年(2001年)まで1万tを上回っていた8月のハム類生産量は、ギフト市場の縮小に合わせて、徐々にシュリンクしていっている。1本物ギフトの一方の主役であるボンレスハムは長期低落傾向にあり、8月も527t(8.9%減)と大きく減少した。
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