平井伸治鳥取県知事は15日、農水省内で藤木眞也農水大臣政務官に新型コロナの影響を受けた農林水産業への支援強化で要請した。
要請では牛マルキンの生産者負担金の納付猶予について補填額が国費部分のみであり、7割弱の補填にしかならず、枝肉価格の大幅な下落により経営が苦しい肉用牛農家の支援策として不十分であることから、生産者負担部分も含め国が責任をもって9割補填すること。また概算払いを早期に支払うとともに、今後に向けて10割補填を行うなど万全の対策を講じることを求めた。
藤木政務官は昨年来、与党の部会でマルキン制度のあり方について議論している経緯を説明した上で、同制度は法律にのっとって運用しているため、10割補填はむずかしいとの認識を示したほか、各県担当者を集めて8月にもマルキン会議の開催を検討していることを明らかにした。
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