江藤農相は12日の閣議後会見で第2次補正予算における肉用子牛生産者に対する奨励金について「生産者補給金単価が決まっていて、その算定にあたっては、どうしてそういう金額になっているのか、54万1千円という金額が決まっており、再生産可能な金額はそこだと定められているけれども、しかし、このほどのコロナ発生によって、その算定した時とはまったく違う経営環境が発生したという風に思っている」との認識を示し「まず、メンタル的に相当厳しいものがあった。そして、残念ながら繁殖農家では、高齢化率も決して低いとはいい切れない部分がある。しかし、高齢の方が継続的に繁殖をやってもらうことで、健康管理をできたり、生きがいを感じられたり、さまざまところが農村地域ではある。そういった方がたが、この機会にいっそ辞めてしまおうという声がたくさん広がったことを受けて、ここはやはり、繁殖農家の方がた、そして肥育の方がたについては、さまざまな施策を打たせていただいた。それは蓋然性のある価格下落、経営環境の悪化という一連の流れの上でやったことであるが、繁殖、それから肥育は一体であるから。一体性をもつ意味でも、繁殖の方にも一定の手を打ち、経営者の方がた、繁殖農家の方がたの不安を払しょくする必要があるのではないかということで、このような対策を2次補正では打たせていただいた」と説明した。
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