変化する食肉市場
食肉通信社発行の月刊「ミートジャーナル」5月号では、「2020食肉流通基地の現状」として、全国の食肉市場(センター)の概要をまとめています。
現在、肉牛の生産頭数は改善がみられるものの、近年の減少傾向により、食肉市場間での集荷合戦が行われております。このため各市場における差別化・独自の取り組みが拡大し、より個性のある食肉市場へと変わってきております。
新型コロナウイルス感染症、HACCPなど課題は山積
そのような中で現在、高値で推移していた国産牛肉相場が昨年ごろから徐々に下落し始め、そして新型コロナウイルス感染症対策として発令された緊急事態宣言などにより、大幅に下落しています。一方、豚肉相場は急激に高値となりました。
また食品の安全確保のため、2020年6月から食肉市場における「HACCPに基づく衛生管理」の実施が義務化されます。
こうした取り組みの中で、各食肉市場がどのような取り組みを行っているのかについてまとめました。
【掲載している食肉市場】
- 東京都中央卸売市場食肉市場/東京食肉市場
- 大阪市食肉卸売市場南港市場/大阪市食肉市場
- 名古屋市中央卸売市場南部市場/名古屋食肉市場
- 福岡市中央卸売市場食肉市場/福岡食肉市場
ーーなど10中央市場、9地方市場、8食肉センターを収録。
【掲載概要】
- 各市場の取り組み紹介
- 枝肉取扱高、取扱頭数、部分肉取扱量
- 主要取扱産地
- 主要取扱銘柄
- 主な共進会・共励会の開催予定日程
- 【トピックス】いわちくの新豚処理加工施設稼働
目次
その他、新コーナーなどスタート
「コロナ禍にくじけぬ外食店」
コロナ問題を受けて、ネット通販「焼肉にくがとう」、「アミュゼホールディングス」を取材。
新コーナー「小田直子の美味デリカ工房」
料理コーディネーターとして加工食品メーカーや量販店のメニュー制作も行われている小田直子先生を迎えて「ヒットするミートデリカ」を提案する新企画です。