江藤農相は15日の閣議後会見において、宮崎県の学校給食で15日から和牛の提供が開始され、ほかの16道府県でも準備が進められていることを明らかにし、希望する小中学校に速やかに食材を提供していく考えを示した。
牛肉輸出については「国内だけの事情ではなく、海外の購買していただける国の事情もある。たとえばもう少しのところまでこぎつけた中国とのBSE以降の和牛の再開については、コロナの最中であっても、私としては、目立たない感じではあるがコンタクトは取ってきたつもりだ。世界の緊急事態の解除状況をみると、食に関することについては、率先してベーシックなラインに戻していこうというトレンドがあるようだ。もしかすると、私が思っているよりも早いタイミングで輸出再開が可能になるかもしれない。そういう事態に備えて、いままで付き合いをしていた購買者の方がたとのつながりを絶たないように、商社の方がたとも協力しながら、農水省としても努力していきたい」と語った。