東京食肉市場が公表した4月の牛枝肉相場月間加重平均によると、和牛去勢5等級が前月比289円安の2,053円、4等級が154円安の1,703円、3等級が148円安の1,518円となり、和牛雌5等級は279円安の2,333円、4等級が201円安の1,740円、3等級が168円安の1,488円だった。前年同月比でみると各等級ともに30%ほどの下落となっており、昨年を大きく下回った。
和牛去勢の月ごとの推移(資料面、食肉速報に掲載)をみると、2月からの下落が顕著。新型コロナウイルスの発生が世界的に拡大したことで輸出の停滞はもちろん、国内の需要が低迷し3月に平均相場はガクッと下がり、国内における緊急事態宣言が発令された4月にはさらに下落したことがみてとれる。
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