江藤農相は10日の閣議後会見で食材の学校給食への流用支援の検討状況について「和牛、牛肉の話ばかりがフィーチャーされてきたが、農水省としては、肉のことも確かに在庫が積み上がって、すぐに対策を打たないとチルドからフローズンに切り替えなければならない。フローズンにすれば、商品価値は3、4割下がってしまう。しかも倉庫はいっぱいである。処理場で受け入れることさえできない。いわゆる流通が滞留してしまう。だが、肉のことだけを考えているわけでは決してない」として肉だけでないことを強調し「たとえば肉が余っているから学校給食さんこれ使ってくださいという話では決してない。設置者の方がぜひ和牛を使いたいというところもあるだろうし、うちのところは魚を使いたいというところもあるだろう。決して肉が余っているから給食で食べて下さいということではない。学校給食は1回いくらという予算が決まっているから、その部分でオーバーする部分が出てくる。その部分については需要拡大・流通の円滑化事業の中でみさせていただく」と説明した。
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