公益(社)全国食肉学校(重松幸正校長)は7日、群馬県玉村町の同校大教室で、令和2年度の入学式を挙行し、40人(総合養成科1年コース17人、前期コース7人、食肉販売科16人)の学生が入学した。今年度も食肉卸・小売などのプロフェッショナルとなるための技術と知識の習得を目ざし、全国各地から多くの新入生が集まった。入学式冒頭、大澤憲一理事長が式辞を述べ、入学生の紹介が行われたあと、重松学校長は「食肉は多くの技術者の手により、生産・食肉処理・加工・製造・調理などの過程を経て消費者に提供される。技術者は家畜の命を消費者につなぐという重要な役割を担うことから、食肉に関する高度で専門的な知識と正確な技術の習得が求められる。本校は創立以来47年間、産学協同による実践教育と心豊かな人間形成を教育理念に掲げ、2,500人を超える技術者を食肉業界に輩出してきた。蓄積されたノウハウで、新入生全員の目標達成に向け役職員一丸となって指導・支援していく」とした。さらに入学に際し大切なこととして(1)食肉の知識と技術の習得について初心を忘れずつねに貪欲に学ぶ(2)大切な仲間をつくる(3)学校に送り出してくれた父兄や派遣元企業、職場の仲間に対しつねに感謝の気持ちをもつ—の三つをあげ「3カ月後、半年後、1年後の成長した皆さんの姿を楽しみに、本校役職員が全力でサポートすることを約束する」と述べ、式辞とした。
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