JA全農は24日の臨時総代会後の会見で、新型コロナウイルスによる輸出事業への影響について説明。桑田義文専務は「新型コロナによる痛みが最も大きいのが輸出事業。北米、アジア、ヨーロッパいずれも程度の差はあるが、入国すると14日間は缶詰状態で、この壁を乗り越えてわざわざ入国することになり事実上の鎖国状態だ。加えて外出の規制や飲食店の営業の制限が厳しく敷かれ、2月、3月、これから4月と時間を追うごとに日本の農畜産物の輸出に大きな影響が出ている。たとえば和牛は4月以降、香港では例年の3割くらいに落ちるとみている。欧米では全く輸出ができる見込みがたっていない。すべての外食店舗がクローズになり、ほぼゼロになるような状況」とした。
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